グラフィコのものづくり
開発者が何を想い、どこに着目し、 こだわっているのか。 その「心」に迫ります。
世の中の「悩み」や
「コンプレックス」が、
時代やトレンド、市場の動きに
よって
どう変化するか?
俯瞰で捉える。
日頃からアンテナを張り、市場や世の中の流れを把握。商品のシーズ(卵)となるものに目を向けています。
例えば「フットメジ」の開発時には、人に言いにくい悩みの代表格とも言える足の悩み用商品が店頭で大々的に販売され始め、コンプレックスに対する世の中の意識の変化を実感。
そうした背景からフットケア市場に着目し、開発に踏み出した経緯がありました。
潜在的な消費者の悩み・コンプレックスなどの「困りごと」が市場でどのような状況にあるかを把握することも大切にしています。
年に4回程度、
集まったアイデアに対して
「ひよこブレスト」を
企画部にて実施。
開発可能かどうか具体的に
協議する。
アイデアの「卵」から一歩進んだ「ひよこ」の状態へ温めるための「ひよこブレスト」では、アイデアが実現できるかさらに詳しく協議します。
近年の新商品開発では、75案のアイデアの中から商品化までたどり着けるのが1案と、温められた「卵」案が巣立つには相当高い壁があります。
消費者に「何が欲しいですか?何に困っていますか?」と聞いても咄嗟には出てこないもの。
「こういうのがあったらどうでしょう?」と差し出した時、「そう!こういうのが欲しかったのよ!」と思うような困りごとを解決できるアイディアが商品化の狭き門を突破し、世の中へと送り出されます。
「まだ気づいていないニーズ」に
気づくことが大事。 企画の仮説を立てたら、
一般の人に聞いてみたりします。
一通りの調査を終えて、
価格や生産方法、
使い勝手など多くの課題を
クリアした
企画が
本格的な開発に進む。
経営判断のもと、GOが出た商品は開発段階へと移ります。 常に市場の動向をチェックしながら試作を重ね、つくり手の都合で物事が進まないように、本当に消費者になったつもりで使い勝手や価格、「困りごと」がしっかり解決に導けるかをチェック。品質を徹底的に追求するのがグラフィコ流です。
使わないようにします。 例えば、日常で「消臭したい」と
言葉を発することはないですが
「ニオイがクサい」
と思うことはありますよね。
ネーミング
ユーザー層を見極め
「3秒でわかるパッケージ」
「心を掴むネーミング」を基準にパッケージを制作。
元デザイン会社の強みを活かし、徹底的にこだわり抜くフェーズです。 例えば健康サポートサプリメントの商品名「なかったコトに!」は、ユーザー層の心の声を想像して生み出したもの。 デザインやネーミングは共感を呼ぶこと・何をしてくれるものかしっかり伝えることを大切にしています。
スマホでネットニュースを見ている時などに
メリットが伝わり、「何これ?」と
思わず止まって見てしまうインパクト。
消費者の心を「3秒でキャッチ」することを
基準に考えます。
話題になるようなプロモーション、実演などオリジナリティ溢れる企画で、消費者にわかりやすく商品の魅力を伝える。
店頭は商品との出会いの場。 グラフィコの商品は今までにない新しさを伴うものが多いため、どうやったら伝わるのか?を毎回悩み抜きます。 とにかく消費者の目に留まって気になってもらう・商品を知ってもらうことを念頭に、社内にデザイン部門を備え、POPなどの販促物にも注力。 販売店舗によって設置できる販促物のサイズも異なるため、細かくサイズを調整し、店頭全体をイメージして工夫します。 「モノ創りで、笑顔を繋ぐ」の理念のもと、宣伝・販売の段階でも気持ちがワクワクするような展開で商品の魅力を伝えていきます。
クチコミに繋げていく
コミュニケーションが得意です。
ずっと支持して
いただくために。
販売後にもお客様の声を
徹底的に分析し、
商品のさらなる改良に
繋げていく。
発売後1年も経たないうちに店頭から姿を消す商品が多い中、グラフィコの商品は10年以上のロングセラーとなる商品もあります。
私たちには、販売してある程度利益が出たら廃盤、次の流行を追うという思考は一切ありません。ものづくりの過程でお客様の問題に本気で向き合うのはもちろん、生み出した商品を「提供し続けること」も大切にしているためです。
販売後にも商品アンケートやユーザー調査を通じてお客様の声を徹底的に分析し、より良くしていくために尽力。 「なくなったら困る」と言ってくださるお客様が多くいる限り、私たちのものづくりに終わりはありません。
解決策につなげるかがポイント。 消費者は世の中に情報と選択肢が多く、
迷い困っているもの。