前例がないなら、
逆に可能性しかないと考える。
デリケートゾーンを温める=女性の体に良いもの。アイデア会議でピンときて商品化へ。前例がないからこそ可能性があると信じ、数々の荒波を乗り越えた開発、地道な販促活動を経て揺るぎないファンを獲得。事業としての利益は決して大きいとは言えないものの、必要としている人がいる限り作り続けたい。そう考えるのもグラフィコです。
温める×伝統ハーブ
=女性の体に良いもの。
直感を信じて日本での商品化に邁進。
韓国でよもぎ蒸しはあらゆる婦人病を解決する民間療法と言われていることを知りました。よもぎ蒸しをサロンにいかなくてもできる方法がないかを考えたところ、「携帯版」に着目しました。すぐにやろうと韓国のメーカーに問い合わせ、「よもぎ温座パット」の独占販売権を得ることに成功。独占販売は一見簡単に思えますが、日本での販売に漕ぎ着けるまでには相当の苦労がありました。
開発途中、韓国版には日本で禁止されている成分が含まれていることが判明。期待できる効果を保つための配合にも試行錯誤しました。
衛生環境の整った工場をゼロから探し、
クオリティを上げていく。
デリケートゾーンに使用する商品のため、日本のクオリティで届けられるよう衛生管理や安全性には特に注力。しっかりと管理された工場探しに始まり、発熱体の温度やパットの厚さなど、何度も韓国へ訪れて確認して試験を繰り返しました。商品販売までにはさまざまな障壁があり、時には社員や社員の知人も集めて全品検品をしながら品質基準を見直すなど、クオリティの底上げに心血を注ぎました。
必要としている人が必ずいるはず。
使命感が生み出した言葉「骨盤浴」。
販売にあたって社内では、デリケートゾーンを温めるものという商品が「新しすぎて伝わらない」と課題に。必要な人に届けたい。女性ならきっと温めることに価値を感じてもらえる。当時流行していた「岩盤浴」をヒントに「骨盤浴」という言葉を掲げ、商品がひとり歩きしても直感的に良さが伝わるようにPOPにも工夫を重ねました。
販促活動では産婦人科でのサンプリングも実施。実感してもらう機会を積極的につくり、地道に広げていきました。
「一度使ったら手放せない」「なくなってほしくない」など、お客様から喜びの声が直接届く喜び。
当時はまったく新しい概念の商品だったため、消費者に伝えることが難しかったものの、圧倒的なリピーターに支えられて今では「妊活のために役立てています」「もう手放せないです」という喜びの声も多くいただくようになりました。